かつて私は、2年・120万円を投じて、とある占術を学びました。オンラインスクール、教材、実践練習。有料鑑定も経験し、無料モニターは100人以上。
その学びは、一度、生活の中で眠りました。でも今、生成AIが登場した時代に、もう一度あの学びを蘇らせる実験をしています。この記事は、その挑戦の中間報告です。
先に結論:ChatGPTは、占術の「型」を驚くほど忠実に再現できる
実験の結論からお伝えします。
- ChatGPTに占術のルール・鑑定フレームを学習させると、想像以上に構造化された鑑定書を生成できる
- ただし、AIが出せるのは「型」までであり、「魂」は人間にしか出せない
- この組み合わせは、人間の占い師の"助手"として最高のパフォーマンスを発揮する
つまり、AI単独では占いは成立しない。しかし、人間の学びとAIを掛け合わせると、全く新しい仕事が生まれる——これが今回の実験の核心でした。
本記事は特定の占術を推奨するものではなく、「過去の学習投資を、AIで活かし直す」方法論のレポートです。占い結果の真偽を論じる内容ではありません。同様の経験(スクール・資格・スキル)を持つ方の参考になれば幸いです。
120万円を投じた、2年の自己投資
過去の自己投資サマリー
最初にこの自己投資をした理由は、YouTubeで見かけたある先生の動画に惹かれたからでした。「ここまで人生を言語化できるのか」と感銘を受け、気付けばスクールに申し込んでいました。
2年間、カリキュラムを追い、教材を読み、実践鑑定を重ねました。本業の合間を縫って、自分のペースで、とにかく続けました。学びそのものはとても楽しかったし、人の悩みに寄り添う経験は、50代の私に多くのものを残してくれました。
ただ、正直なところ、その先の「仕事化」が難しかった。集客の壁、時間の壁、家族との両立の壁——。そのまま、この学びは少しずつ眠りに入っていきました。
AIの登場で、眠っていた学びが動き始めた
変化のきっかけは、2025年秋のChatGPT Plus契約でした。最初は副業ブログ用に使い始めたのですが、ある日ふと試したのです。
「ChatGPTに、私が学んだ占術のロジックを教え込めたら、
過去の120万円を、今の形で活かし直せるのではないか?」
この思いつきが、この挑戦の始まりでした。
実験①:ChatGPTに占術の「型」を学習させる
鑑定フレームのプロンプト化
占いには、共通の「鑑定フレーム」があります。生年月日からの要素抽出、運気のサイクル、強みと弱みの整理、対人関係の読み解き——。これらを構造化された指示文(プロンプト)として、ChatGPTに渡しました。
渡したプロンプトは、ざっくり次のような形でした(簡略版)。
以下のフレームに沿って鑑定文を生成してください。
【入力】生年月日
【ステップ1】基本要素を抽出
【ステップ2】今期の運気サイクル
【ステップ3】強み・課題のバランス
【ステップ4】向いている行動・避けたい行動
【出力】丁寧語で1500〜2000字
このプロンプトで、ChatGPT は想像以上に整った鑑定書を返してくれました。驚いたのは、鑑定文の構造が、私が2年かけて学んだフレームとほぼ一致していたことです。
実験②:AIが「できたこと」と「できなかったこと」
✅ AIが驚くほどできたこと
- 鑑定書の構造化(章立て)
- 専門用語の言い換え
- 丁寧な敬語での長文
- 運気サイクルの季節表現
- 行動提案の具体化
⚠ AIが苦手だったこと
- 相手の"個別の事情"への配慮
- 微妙な言葉の温度感
- 本人に伝える時の気遣い
- "余白"を残す話し方
- 相手の反応への臨機応変
2年かけて学んだ人間として正直に言えば、AIが作った鑑定書は「90点の下書き」でした。あと10点は、人間が目の前にいる相手の顔を見て調整する部分。その10点が、実は鑑定の価値の半分以上を占めるのです。
気付いた真実:AIは占い師の"代替"ではなく"道具"
この実験で明確になったのは、AIは占い師の代替ではないという事実です。代わりにAIは、占い師の作業時間を劇的に減らす道具になる。
たとえば、以前私が1人30分かけていた鑑定書作成。AIで下書き → 自分で10分で調整、という流れなら、同じ30分でも最終品質を上げながら件数を増やせます。
「AIに置き換えられる仕事」を恐れる報道が多いですが、現場感覚では「AIと組む人」が生き残るが正解だと実感しています。
スピリチュアル × AI の、まだ誰も書いていない市場
占い業界は、今もアナログ寄りです。鑑定は口頭で、記録は手書きで、レポートはその場限り。ここにAIを入れる余地は、まだ膨大に残っている——というのが、2年学んで、AIと半年試して、私がたどり着いた結論です。
たとえば、次のような組み合わせには、まだ誰も本気で取り組んでいません。
- 鑑定書の自動テンプレート化(手作業の時間を半減)
- 過去の鑑定ログから自分の傾向を学ぶAIアシスタント
- 鑑定後のフォローメッセージの自動生成
- 占い師のための月次レポート・振り返り自動化
「占い×AI」というキーワードは、2026年時点でもまだスカスカ。先行者利益を取れる領域だと、真剣に思っています。
倫理面:AIで占いをやる時に注意していること
1. AI生成だと明示する:鑑定書がAIで作られたことを隠さない
2. 医療・法律の代替にしない:病気・法的判断はAIにも人間にも任せない
3. 依存を生まない:「最終判断はあなたが」を必ず添える
スピリチュアル系は、信頼を失いやすい領域です。AIを使う以上、透明性と誠実さは人間の占い師以上に必要だと感じています。「AIが作った」ことを隠すのは、読者に対する裏切りだと思っています。
"過去の自己投資"を、AIで蘇らせる
この挑戦から、1つ強く言いたいことがあります。
「過去に払った自己投資は、AIの時代に、もう一度活きる可能性がある」
占いだけではありません。過去にスクールで学んだ分野、取った資格、受けた研修、積み上げたキャリア——。眠っているその学びは、AIと組み合わせることで、全く新しい形に蘇ります。
「昔払った何十万円、今考えると無駄だったな」
そう思っている同世代の方がいたら、ぜひ一度、AIに相談してみてください。あなたが思っているより、その学びは今の時代に必要とされています。
これから試そうとしている「次の実験」
今後、この方向性でさらに踏み込むつもりの実験を3つだけ書き残します。
- 実験A:過去の鑑定ログ100件をChatGPTに読み込ませ、kogane風の鑑定スタイルをAIに学ばせる
- 実験B:AIによる鑑定書下書き+人間の仕上げ、という分業モデルの時間計測
- 実験C:Claudeで占い系サイトをゼロから構築(ai-how-002と同じ手法)
結果は、月次レポート(REPORT)で共有していきます。120万円の自己投資を、5年・10年かけて回収していく過程を、このブログで見届けてもらえたら嬉しいです。
まとめ:眠っている学びを、今の時代に蘇らせる
AIは、ただ新しい仕事を作るだけの技術ではありません。過去の自分に投資したものを、もう一度蘇らせてくれる技術でもあります。
50代になると、「もう遅い」「もう元は取れない」と思うことが増えます。でも、AIがある今、その前提は壊れました。眠っている学びは、まだ活かせる。眠らせているだけでは、もったいない。
知識と仕組みさえあれば、50代からでも前に進めます。
その"知識"は、過去のあなたが既に払ったものかもしれません。
あなたの中にある"眠っている120万円"を、もう一度、ワクワクさせてみませんか。
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